こんにちは。Kです。
今回は私が勤めている会社で選択できる確定拠出年金の商品を比較してみました。
こうやって数字を比較してみたのは初めてです。早速みていきましょう。
確定拠出年金の投資信託の商品比較
私が勤めている会社で取り扱っている投資信託の商品(18種類)のデータを一覧にしてみました。
投資対象のリスクとリターンざっくり評価
債権…リスク・リターン小
国内リート…リスク・リターン中
株式(国内、先進国、新興国)…リスク・リターン大
株式の割合が増えるほどリスク・リターンが大きくなると考えていいと思います。
ベンチマーク
商品を運用するにあたって指標としている基準のことです。いつもニュースで紹介される「日経平均株価」「TOPIX」「ダウ」などのことで、その指数と同じような動きになるように運用されます。
TOPIX(トピックス)…日本の東証一部全銘柄が対象になっている指数
東証REIT(リート)…東証に上場しているREIT(不動産投資信託)全銘柄を対象にした指数
MSCIコクサイ…日本を除く先進国(22ヵ国に上場する大・中型株)を対象にした指数
№8、10~18は一つの指数を基準とせず、目標とする運用成果を立てているようです。表では投資割合の高い2つを表記しています。
信託報酬(手数料)
信託報酬は投資商品を運用するためにかかっている1年間の手間賃です。信託報酬は安いに越したことはありません。
今回の表にある投資商品の最小と最大を比較してみました
<100万円の投資信託を購入し、1年間運用した場合の信託報酬>
№2 DC外国債券インデックスL(0.2530%)→2,530円(年間)
№7 年金積立・インターナショナル・グロース・ファンド→19,300円(年間)
16,770円の差が出ました。今回は100万円で比較しましたが、1000万だとしたら10倍です。信託報酬の大切さがお分かり頂けたかと思います。
参考までに信託報酬が高い商品ベスト5と低い商品ベスト5を載せておきます。
信託報酬(手数料)高い商品ベスト5
信託報酬(手数料)低い商品ベスト5
値上り率トップ5(直近5年間)
値上り率のトップ5を見ていきましょう。
値上り率146%とトップですが、信託報酬も1.980%でトップですね(笑)。手数料が高いのは絶対に愛せません。
2位 DC外国株式インデックスL
値上り率113%かつ信託報酬0.275%と低くこの中ではコストパフォーマンスいいですね。ちなみに私はこの商品を選んでいます!
3位 年金積立Jグロース
値上り率88%、信託報酬が0.902%と高いです。日本株全体への投資商品が3位に入っているとは思いませんでした。
4位 DC世界経済インデックスファンド(株式シフト型)
値上り率69%、信託報酬0.605%とやや高いです。これを選ぶなら2位のDC外国株式インデックスLでも変わらない気がします。
5位 日本株式インデックス・オープンS
値上り率58%、信託報酬0.220%。値上り率の低さが気になります。今後は日本が来る!と思う方は選んでもいいですね。
値上り率ワースト5(直近5年間)
続いてワースト5を見ていきましょう。
1位 DC日本債券インデックス・オープンS
値上り率-0.04%と唯一マイナスになっている商品。信託報酬0.176%。そもそも投資対象が債券なので値上りにはあまり期待できない。
2位 コアラップA(分散投資コア戦略ファンドA)
値上り率12%、信託報酬1.1%は全体で3番目に高い。この商品も国内債券が48%を占めているため、値上りが期待できない。手数料負け必須の商品!
3位 DC外国債券インデックスL
値上り率20%、信託報酬0.253%。やはり債券への投資のため、値上がりは期待できない。
4位 コアラップS(分散投資コア戦略ファンドS)
値上り率24%、信託報酬1.1%。当社で行われる信託会社からの説明会では一押しされている商品!名前だけ聞くと良さそうな商品に見えるから怖い!絶対に愛せない!
5位 DC・ダイワ・バリュー株・オープン
値上り率29%、信託報酬1.672%。株式に投資しているのにDC外国債券インデックスLと大差ない値上り率。同じ日本株への投資なら日本株式インデックス・オープンSで十分な気がします。
比較してみた結果
今回は値上り率や信託報酬(手数料)を比較した結果としては
- やはり値上り率は外国株式が強い(現状は)
- コアラップA・コアラップSは地雷(投資信託会社の仕掛けた罠)
ということをあらためて実感しました。特にコアラップ許さん。(私はコアラップを個人的に敵視しています)
また現状投資している「DC外国株式インデックスL」が私には合っているなと感じました。私の年齢は30代で独身、給与にも余裕がある(少ないですが)状態ですのでリスクは大きく取れるからです。
あんまりリスクを取りたくない!という場合には
信託報酬(手数料)が低い債券中心の商品を選択したり、リスクは大きく取っておいて預貯金商品の割合を増やしたりしてみてもいいかもしれませんね。
最後に結果発表~~!(Kの勝手な基準)
1位 「DC外国株式インデックスL」 値上り率(2位)信託報酬(4位)
最下位 「コアラップA(分散投資コア戦略ファンドA)」値上り率(13位)信託報酬(10位)
1位「DC外国株式インデックスL」さん、おめでとうございます!今後も引き続きよろしくお願い致します。
そして最下位「コアラップA(分散投資コア戦略ファンドA」さん、もっと頑張ってください。
あくまで投資は自己責任になってしまいますが、少しでも参考なればうれしいです。
ではでは。